昨日は経堂Crazy Loveでした。
お越しいただいた皆様、どうもありがとうございました!
昨日は久しぶりのメンツでしたが、気の合う仲間な感じが演奏にも出てて凄く楽しかったです。
やっぱり人間として普通に会話ができる間柄だと音楽も会話が楽しいです。
そういえば最近面白い記事を読みました。
それは欽ちゃんこと萩本欽一さんの記事でした。
デビュー当時はステージで動きが悪くリズム感がないといって仕事を干されたそうです。
そこで欽ちゃんはリズム感を克服する為に一歩も二歩も下がって、なんとジャズドラムを習ったそうです。
当時のコメディアンの必須は恐らくタップダンスだと思います。
タップダンスのステップは正にジャズのスゥイングそのもの。
あのリズムがあってジャズができたとも言われるほど。
だから欽ちゃんは流石です。
上部だけを真似してモノにするのは一見簡単ですが、本質を理解してなかったら本物ではありません。
どんな仕事でも同じ事です。
この記事を読んで自分は何だやっぱり正しかったなと思います。
アメリカに渡りブラックミュージックやジャズを勉強する際、大学や専門学校に行って習うのには抵抗がありました。
だってそんなのお金だけだしたら誰だってできちゃうなんておかしいと思ったからです。
そこにはビジネスしかないと思いました。
じゃあ自分なりにそれをモノにするならやっぱりいきなり真似をするのではなく、一歩も二歩も下がって先ずその音楽が生まれた経緯やアメリカという国、歴史、文化を理解してからでないと失礼だと思ったんです。
外国人力士が角界に入ってそのしきたりの中で稽古するのと同じです。
今や動画サイトやインターネットであり得ないほどの情報があるので真似して演奏することは至極簡単です。
ただそれはそれ以上でもそれ以下でもありません。
音楽の形は様々です。
しかし表現する事には責任も伴います。
ましてやそれを生業にしていくにはただの真似では駄目なんです。
その人の音楽に対する認識、思考、歴史的背景の理解、リスペクトが音を出す前になければそれは偽物です。
そんな事言われなくてもやってるよって素晴らしいミュージシャンももちろんいます。
そんな仲間と音を出せる事が本当に幸せ、感謝です。