Everyday I have the blues

昨日は天国から地獄みたいな一日でした。
まぁ大袈裟ですけど。。笑
一昨日ある方の来年の日本ツアーのオファーが来ておおっと思っていたら、翌日にキャンセル！？
まっ、この世界には本当に良くある事です。
なので自分も慣れているので大概の事では安易に喜んだり感情を露にしないような人間になってます。
まっ、そんなもんだねといった具合で流していかないと心がいくつあっても足りませんから。。笑
こんな仕事なので保証もなければ保険もありません。全てが自己責任。超ハイリスク、ローリターンのブラックな職業です。
そしてジャズミュージシャンなんてのはその最たるものです。
じゃあなんで？
そう、昨日も共演者の吉岡君と話してました。
ジャズだけが、唯一自分の個性を誰にも何にも媚びず表現できる音楽だねと。
それが唯一ジャズを演奏する理由なんです。
そしてジャズメンとジャズを演奏するミュージシャンは別物だということも。
ジャズメンってのは生き様、そしてそれが音に出せるという事。
ジャズを演奏するミュージシャンはジャンルとしてただジャズを演奏するだけ。
上手いとか凄いとかではなくドラマや感動があるかみたいなところですかね？この違いは歴然としていますよ。

昔に比べれば人間はいろんな意味で向上してる様に見えます。
情報量も違うから進歩が凄いです。
でもそういうものって便利なだけにどんどん価値がなくなって行く、デジタルは全てタダになる。
時代がいくら流れようが人間のドラマと感動は色褪せません。
自分はただそれを信じるしかないんですよ。。。笑

昨日の経堂での演奏はそういった意味でも真のジャズメンの四人が格闘した素晴らしい内容でした。自分で言うのもなんなんですが。
本当に楽しかったです、このメンバーでジャズをやってる幸福感がもの凄かったです。
お客さんは少なく残念でしたが、来てくれた方には本当に感謝です。どうもありがとうございました。

そんな訳で今朝も二日酔いの頭を抱えながらBLUESでも聴きますか。
EVERYDAY I HAVE THE BLUES..